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小説 「パレドゥレーヌ~薔薇の守護~」 

パレドゥレーヌ~薔薇の守護~ パレドゥレーヌ~薔薇の守護~
妹尾 ゆふ子 (2006/12/22)
コナミデジタルエンタテインメント

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プリンセスSLG「パレドゥレーヌ」のノベライズです。
平素、よっっっぽどハマらないとゲームのノベライズは買わないのですが・・・妹尾さんだったので、迷わず買いvv

いやー!良かったです。大満足!!

***

ゲーム本編では「兄王子失踪・国王崩御により王位を継ぐことになった王女だが、諸侯の忠誠を得られず王者としての資質を問われることになる」のですが、小説で描かれるのはそれより3年前。

堅物な乳兄弟、天真爛漫な幼馴染みの少年、誰より王女を大切にする従姉妹・・・親しい人々と共に穏やかで幸福な日々を送る王女フィーリア。
しかし、自らに望まれるもの、自らが望むものがわからず幸福に包まれる日々は、王女に漠然とした不安と憂いを与えていた。
そんな中、兄のごとく頼りにしていたヴィンフリートが遠国への留学を望んでいると聞いて・・・


というかんじで、幸福な日常が描かれながらも、その中で悩み成長しようとするフィーリアと彼女を取り巻く人々が描かれています。

王女の個性はほぼ排除された自由度の高いゲームですので、そこへの配慮でしょうか?
フィーリアはどこか掴みどころのない透明なイメージで書かれているのですが・・・その「理由」が出てきてはっとさせられ、さらには終盤、自らの意志で動く姿には好感を持ちました。

余りに個性が排除されると感情移入がしにくいのですが、この小説を読んでほんのりイメージが出来上がるとよりゲーム本編を楽しめそうだなと思いました。
この辺りの匙加減が絶妙で、王女の色が薄い代わりに周囲の人々は個性豊かなので、軽妙な会話が読んでいて楽しい(笑)
さらりと読めるのに、根底の流れはしっかりとしていて「王女の成長、第一歩。」がゲーム冒頭へとつながっていくのがさすがだなぁと思いました。

全編通して読みやすいのですが、兄王子と薔薇の前で会うシーン、ラスト近くで詩篇がなぞられるシーンなどなど、まるで一枚の絵のように情景が浮かんできて素敵ですv幻想的と言えばいいのかな?

舞踏会や槍試合などもしっかり出てきますが・・・個人的にツボだったのは、堅物眼鏡・ヴィンフリートが王女の語学の宿題の手伝いをするシーン。
文系少女(*私はもう少女ではありませんが)なら、「そうそう!こういう勉強の仕方した~!!もしくはこうやって教えて欲しかった!!(≧∇≦)」と頷いてしまう細かい描写にきゅんときましたv
それがまた、ラストの詩につながっていくのが上手い!

未プレイの方でも楽しめる、スタンダードながらしっかりとした少女小説だと思いました。

***

以下、ゲームの内容に触れながらの感想です。
誰が出てますよー!とか。

メインで描かれているのは、なんと言ってもエクレール&ヴィンフリート!!!!

最初は「なんでこんなに態度でかいんだろうこの侍女?」と思ったエクレール。
実は王女の従姉妹だったわけですが、その辺りの事情やエクレールの想いも補完されていて納得でした。

でもって、ヴィンフリートーーーー!!!!(≧∇≦)
正にこの人の為の一冊の言っても過言ではない・・・主軸に据えられ、その葛藤と芽生える慕情>王女12歳ですが>なので気付かない振り&抑えてますが(笑)に、にやけまくりでした。
ヴィンフリートルート、やり直したくなったよ・・・!

その他、シルヴェストルおじさまにプラスして、ゲームでは登場してこないヴィンフリートの弟も活躍しております。

アストラッドは・・・12歳だからまぁいいかと思うかと思ったのですが、やはり本編以上にお馬鹿さんです(笑)
いかにもデフォルトヒーローのごとき扱いなのに、これでいいのか!?

ヴァルターもアストラッドの師匠として出番多め。

他、宰相ディクトールはもちろんウィーギンンディ、オベルジーヌやユークレース、エヴァンジルがちょこっと。

ロドヴィックとヴェンツェルは名前が出てきました。
・・・そう言えば、あれだけ王子が出てくるのにヴァンが登場しないのは少し可哀想ですね(^^ゞ

ゲーム内では謎の存在だった兄王子・・・予想を違わぬ黒っぷりでドキドキでした。

とにかくもう、ゲームプレイして堅物眼鏡が好きだった人には、諸手を挙げてオススメ!
兄王子が気になった方も大満足かと思います。

ぜひとももう一冊、「闇の者」サイドからのお話なんかが読みたいですvv
黒貴族の過去は気になるし、ディトリッシュはもちろんオーロフやジークムントが絡めますしね♪
ネグロやメランの個性が出てきても面白そうっす!

パレドゥレーヌ 通常版 パレドゥレーヌ 通常版
Windows XP (2006/11/10)
工画堂スタジオ

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コメント

ゲームはプレイできないのですが…

初めまして、nodと申します。
Macユーザーな自分にとってはプレイできないゲームなのですが
公式サイトや感想を見てるとウズウズしちゃいまして。
ゲーム未プレイでも小説は楽しめると知り
思わずコメントさせていただきました。
でも、小説読んでしまったらゲームしたくなっちゃうんでしょうね(笑)

>nodさん

初めまして!お返事遅くなりまして申し訳ありません。

Macユーザーさんには優しくない仕様ですね(/_<。)
私も公式サイトを見ていてとっても心惹かれたので、なんだかウズウズしてしまう気持ちわかります。

元々妹尾さんの小説が好きだったこともあるのかもしれませんが、ゲーム未プレイでも純粋に楽しめる素敵な一冊でしたよvv

感想を拝見していても、未プレイの方(さらには男性だったり)が多くて高評価なので嬉しくなってしまいました♪
描写が淡々としているようで女性らしく緻密で大好きなんですよ~!

でも確かに、読んだらこの先どうなるか気になってしまうかもしれませんね(笑)
主要人物の幼馴染眼鏡さんがゲームでも大好きでしたv

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